TOPページ大地の成りたち大地の慄き大地の風土大地のめぐみ・大地の観光


 大地のめぐみには、暮らしの基礎となる水資源、森林資源、化石燃料や鉱物資源、食物・食糧に始まり、豊かな文化の根源となる自然との共生で育まれた知恵と伝統、レクリエーションや観光の場と機会などがあります。さらに、全ての生命が存立する基礎である、遺伝的多様性の保存、酸素の供給、水や栄養素の循環、温度や湿度の調整、豊かな土壌なども大地のめぐみであります。例えば、大地が創り出すさまざまな景観は観光資源であるとともに、多くの動植物の住処となり、豊かな生態系を育みます。また、火山活動に関連して温泉や地熱発電のエネルギー、さらに、保水性に富んだ火山噴出物で作られる土地は、清浄な地下水・湧き水をもたらします。豊かな土壌からは、材木などの森林資源や農産物がもたらされます。

 各地域において、観光産業が大切な役割を担っています。観光とは「地域の光り輝くものを観る」ということを意味します。「地域の光り輝くもの」とは何でしょうか?地域に存在するものには、磨けば光り輝くもの、見方を変えれば光り輝くものがあります。それを判別し、見出すには、地球的な感覚(ジオ感覚)のような新しい感覚が必要になると思います。このような新しい感覚を育てるには、人々の話を聞いたり、自学自習したり、あるいはさまざまな体験をしながら、個人個人が自分の感覚を磨きながら、地域でのコミュニケーションを重ねることが大切と考えています。

 「地球環境への思いやり」や「生き物たちへのまなざし」を養うことで「大地との語らい」が出来るようになると考えています。地球的な感覚(ジオ感覚)によって大地と語らい、地域の光り輝くものを見つけることによって、新たな観光資源を生み出してくことが出来ると思います。地域の光り輝くものは大地からの恵みによってもたらされます。地域を観光することは即ち、「大地の観光」であり、「大地の観光」とは、「大地の光り輝くものを観る」ことです。

 昨今、ジオパークという言葉をよく耳にするようになりました。私たちはジオパークには、国や都道府県、市町村認定の「ジオパーク」があって然るべきだと考えています。ジオパークは、「大地の成りたち」「大地の慄き」「大地の風土」、「大地のめぐみ」の全てが関係する「究極の観光資源」であると考えます。私たちはジオパークを含めた各地域の観光資源を生かした「大地の観光」の育成・発展に寄与したいと考えています。




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